佳作

氏名:山田 卓雄
所属:卒業生

夏休みになるとポンポン船で祖父母の持つ、田舎へ。天候が荒れると歩いて10里の道を、到着は周りが薄暗くなる夕暮れでした。ランプの灯りが家々から漏れ、三味線の音色が、故郷奄美の匂いでした。朝は早く、裏山で竹を切り、釣竿を作り、青い、澄み切った海へ一直線。奄美独特の夕立。島に伝わる、民謡・昔話、NHKの「西郷どん」の島妻、愛加那の伝え話を(血筋を引いていると・・・)子供ながら聴き入っていました。
 今もはっきりと覚えています。祖父母の口癖は「てぃだ~(天)のしゃ(下)を真面に歩けるちゅう(人)にならんば~」が口癖でした。祖父母の年を越え、(私の偉大なる平凡人)今、子から孫へと伝えています。「天を敬い、人を愛せ・・・」この言葉も重なり、感謝の気持ちで一杯です。

作品の説明コメント

故郷が奄美です。夏になれば祖父母の所に毎年、帰っていました。明治生まれの人でしたが、祖父は相撲が強く、村の横綱でした。だるゃんめ(晩酌)と共に三味線を弾き、民謡を歌い、奄美の昔話等を語り、子供ながら聴いていました。
その言葉が、耳から離れません。又、自分の人生訓でもあります。子供から孫へこの口癖を伝えています。・・・今、感謝の気持ちで一杯です。ありがとう